院長日記

2011.9.17 新潟、米沢

 早いもので9月も終わろうとしています。昨年は連日の熱帯夜で10月まで大変だった記憶がありますが、今年は、「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざの通り秋めいた気候となり、節電の折、冷房の使用が少なくて済み安心しています。 今月もこの「つぶやき」少しあいてしまいました。あらためて今月を振り返ってみたいと思います。

9月17日、18日 新潟・同門会、山形・米沢上杉神社

 17日、新潟へ出かけ、私が歯学部卒業後在籍した、新潟大学歯学部第一補綴学教室の同門会に出席しました。補綴学とは歯科の専門用語で、義歯とかブリッジ、クラウンを専門に研究する学問で、第一補綴学教室はその中で総義歯、部分義歯を専門に研究、教育、診療する教室です。同門会はそのOB,OG会のようなものです。会場は新潟では老舗のホテルイタリア軒でした。総会、懇親会、そして医局の同時期を過ごした人たちとの楽しい二次会と続きました。
 総会は、野村教授のあいさつから始まり、教室員の研究発表、そして長岡英一・鹿児島大学歯学部教授の特別講演がありました。
 講演は「顔の中の口と有床義歯補綴」という演題で、一口で説明するのは難しいですが、有床義歯(入れ歯)作成に当たり、口の機能の回復という視点だけでなく、顔全体の回復、「顔の中の口」を意識して臨まなければいけないという内容でした。つまり「顔の中の口」は摂食・嚥下・呼吸・発音の共有通路であり、特に嚥下時無呼吸の発現など嚥下と呼吸との機能協調は重要と強調していました。
 懇親会では、私の直接の恩師、仲人でもある石岡元教授も86歳の高齢にも関わらずお元気で出席しており、改めて家族の現況、そして公私にわたる感謝の気持ちを伝えることができました。
 17日は新潟に泊まり、18日少し遠回りになりますが、山形の米沢に向かい、上杉謙信、上杉鷹山をまつる上杉神社、そのすぐ近くにある米沢市上杉博物館を巡り帰ってきました。上杉神社では、18日はたまたま「上杉まつり」を開催中で、上杉砲術隊(火縄銃保存会)による火縄銃の実射(空砲)を目の前で見学できました。デジカメのビデオで撮っていたのですが、後で見ましたら発射音と同時に画面が大きくゆれていました。鼓膜が痛いほどの大音響でしたが、よい思い出ができました。

9月23日 尾島利昭さん絵画個展

 当院が開業以来、義歯の技工でお世話になっている歯科技工士の尾島利昭さんが邑楽町の「アートギャラリー彩」で、絵画の個展を開きましたので、家内と一緒に見に行ってきました。展示品は油彩やパステルで描いた35点で、鉄道の線路をモチーフにした風景画や、花や果物を描いた静物画など多彩な作品がならんでいました。実は私と家内、絵には全くの素人ですが、たまたま先月、東京六本木の国立新美術館で開かれていた印象派の作品展「ワシントン ナショナル・ギャラリー」を見ていました。名だたるゴッホ、ルノアール、モネ、スーラ、ゴーギャンなどの作品が並んでいましたが、その中に尾島さんの作品が紛れ込んでも区別はつかないと思いました。その尾島さん作品、以前より診療室の西側正面を飾っていましたが、今度待合室に線路をモチーフにした大作を貸していただけることになりました。皆さん楽しみにしてください。

2011.8.15~16 成田、佐倉

 お盆休みを利用し、成田山新勝寺のお参り、成田空港周辺で飛行機見物、佐倉市の国立歴史民俗博物館の見学をして来ました。今回は全て初めての訪問地で、家内と、夏休みで帰省中の次男の3人旅です。

 15日午前11時ごろ木崎を出発しました。2時半ごろ、初詣で・節分の豆まきで有名な成田山新勝寺に到着、参拝しました。さすがに初詣で客が日本2番目のお寺、立派な門前町が続き,境内では総門から、仁王門、三重塔、大本堂と重厚な建物が続きます。3時から大本堂で行われた護摩焚きの儀式に参列しました。2メートル以上ある大太鼓の大きな連打音から始まり、5,6人のお坊さんの読経がゴスペル音楽のように大本堂の中に響き渡り30分ほどの荘厳な時間を感応しました。その後、遅いお昼になりましたが、江戸時代から続くという成田名物のウナ重をいただきました。お店によっては店先でさばき、炭火で焼いていました。

 続いて、飛行機見物です。成田空港A滑走路の北側にあり、寝転んで飛行機見物のできるという、さくらの山公園に向かいました。多くの家族づれや、大きなカメラを持った飛行機マニアの方が多数いました。数分単位で、大型旅客機の着陸、離陸が目の前で見られます。着いてまもなく、今回一番見たかった全二階建で現在一番大きな旅客機として有名なエアバスA380がもうすぐ着陸すると、航空無線を聞いていたマニアの方が教えてくれました。北西方向から低い高度で大きな機体が現れ、ゆっくりとした感じで目の前を通過し、滑走路に着陸していきました。たしかにジャンボより大きいです。でも静かです。私はジャンボの方が好きかな?
 小一時間ほど見た後、もう一つの見学スポット、三里塚さくらの丘公園に向かいました。こちらは、A滑走路の南側にあり、当日は風の関係で主に離陸後の飛行機を見ることができました。さくらの山から、さくらの丘までナビ距離6キロ、あらためて成田空港の大きさを実感しました。時間も夕暮れ時、公園は滑走路に向かいベンチもあり小ぎれいでデートスポットという感じでした。駐車場から公園に上がってすぐ、私と同じく飛行機好きな次男が、「ここグッドラックのロケ地だ、あのベンチも見覚えがある」と気づきました。ドラマ「グッドラック」は木村拓哉と柴咲コウが主演の航空機関連ドラマです。周辺は花畑が整備されており、また、ぜひ訪れたいスポットです。
 日も暗くなり、今回の宿泊地、成田東武ホテルに向かいました。このホテルは空港の中にあるホテルと言ってもよく、並行に走るA滑走路とB滑走路のほぼ真ん中にあり、私たちの泊まった11階の部屋からもA滑走路の離発着が良く見えました。チェックイン後、ホテルの送迎バスで空港ターミナルへ出かけました。夕食の予定でしたが、ウナギがお腹に残っており、軽い軽食で済ませ、展望デッキで門限の9時までずっと飛行機を眺めていました。ぎりぎりの時間で、エアバスA380の離陸を見ることができました。

翌日も午前7時にさくらの山へ出かけ、さわやかな天気のもと世界中の国からやってくる飛行機を1時間ほど眺め、ホテルに戻り朝食をとりました。チェックアウト後、日本初の航空に関する博物館、航空科学博物館を訪ねました。各展示物見学後、空港を一望できる五階の展望室から離陸する飛行機をまたしばらく眺め、今回の飛行機めぐりを締めくくりました。私の飛行機を見る目は、子供が見る目と同じと、家内が半分あきれ顔で言っていました。

航空科学博物館を後に、佐倉市にある国立歴史民俗博物館に向かいました。国立では唯一の民俗学の博物館です。たいへん立派な建物、展示物で、1日かけて見ないともったいない感じでした。群馬の森にある群馬歴史博物館の大型版と言えるでしょう。展示物で一つ気になったのが、自分で操作できるディスプレイ上の日本の古地図です。この旧新田町あたりを探して見たところ中江田の地名のみでした。まだ例幣使街道も無かったので中世の地図だったのでしょう。その頃は中江田がこのあたりの中心だったのでしょうか?定期健診で来てくださる患者さんに郷土史に詳しい方がいるので、今度お聞きしたいと思います。

佐倉市を後に東関東自動車道、首都高、東北道と抜け我が家に戻ってきました。今回、半分ぐらい息子が運転してくれました。ありがたいと思うと同時に、歳を感じました。

2011.7

しばらく「つぶやき」が空いてしまいました。この7月は色々ありました。
7月3日、私の父が91歳の天寿をまっとうし、黄泉の国へ旅立ちました。ただただ、長い間お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました、と手を合わせるのみでした。お通夜、そして本葬に参列していただいた皆様、お忙しい中本当にありがとうございました。賑やか好きな父、多くの皆様に見送られ、さぞ満足の旅立ちだったと思います。父に代わりまして、改めて感謝申し上げます。

6月、7月に参加した講演会について、簡単に記しておきます。

6月19日(日)10:00~16:00 (太田新田歯科医師会館)
   演題 : 顎関節症における筋膜痛のマネジメント
   講師 : 日本歯科大学附属病院総合診療科
       顎関節症診療センター長 原 節宏 先生

原先生の講演は昨年も開催されており、今回は実習付きなので楽しみにしていました。
先生の顎関節症の治療法は、従来の治療法とは大きく相違し、顎関節症を歯ぎしり,くいしばりからくる筋膜痛ととらえ、整体的な治療で症状を改善しようとするものです。私も顎関節症は、学位論文のテーマであり大学病院在籍中は専門的な立場で治療していましたので大変興味を持って受講しました。今後の顎関節症の患者さんの治療に大いに参考になりました。

6月30日(木) 午後7時より 群馬県歯科医学会 公開セミナー
   演題 :「痛み」研究の現状とペインクリニックのEBM
   講師 :群大医学部麻酔科教授 齋藤 繁 先生

齋藤先生の講演は、学生時代、生理学の授業で聞いた痛みの発生のメカニズムから始まりました。
後半は日常臨床において遭遇する顎顔面領域の非歯原性疼痛(筋性、神経障害性、神経血管性、心因性等の複雑な痛み)を訴えて来院する患者さんの対応についてでした。改めて、患者さんが歯の痛みを訴えてきても、本当に歯が原因で痛いのか良く診査、診断して治療を進めていかないといけないと痛感しました。

7月14日(木)午後2時より 伊勢崎佐波歯科医師会学術講演会
   演題 :「口腔がん・粘膜疾患の診断の進め方
     -あなたも口腔癌患者に遭遇していませんか-」
   講師 :東京医科歯科大学名誉教授 天笠 光雄 先生

天笠先生の講演は今年の3月3日にも県立がんセンターで受講していましたが、今回は時間(2時間半)も長く、また演題の通り口腔粘膜疾患の診断力をつけるための講演で、前回よりもより多くの症例を見せていただき、口腔がん、粘膜疾患の診断眼を高めてくれました。口腔癌は機能上早期発見が他の癌と比べ特に重要で、まずは「あやしい」と見る目が必要と強調していました。

 

2011.6.16 歯の衛生週間

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当日の様子

 毎年6月4日から10日まで、「歯を大切に、一生自分の歯で食べよう」をスローガンとする歯の衛生週間です。今年もこの時期に合わせ検診や予防活動を行いました。

 まず、6月2日(木)私が校医をしている綿打小学校の朝礼の時間に、15分ほどの「虫歯予防」の話をしました。理解度の全く違う小学校1年生から6年生までが対象ですので話の内容は苦慮するところですが、6年間毎年同じ話をし、虫歯予防のポイントを6年間で理解してもらえれば良いと考えています。話の内容は、虫歯の成り立ち(虫歯菌、歯、糖類、時間の4要素)そしてその各要素に対する予防法を解かりやすい言葉で簡単に説明しました。特に砂糖の取り過ぎについては、通常の炭酸飲料500mlにチョコレート約2枚分のお砂糖が入っていることを実際の商品を見てもらい理解してもらいました。
 綿打小学校の講話の後、10時から木崎町幼稚園の春の検診です。年少から年長まで150人ほどの園児のうち、虫歯の無い子が以前と比べるとたいへん多くなりました。

 6月9日、綿打小学校3年生86名を対象とした「ブラッシング教室」を、須藤養護教諭のもと、担任先生方の協力を得て実施しました。私の簡単な話の後、各自いつものように歯を磨いてから歯垢を染め出す錠剤を噛んで一分間しっかり歯垢を染め出しました。その後そめ出し具合を観察・記録、歯ブラシで落としてもらいました。
 磨いたつもりでも磨き残しの多いこと、また上手に磨くには時間をかけ丁寧に磨かないといけないことを理解してもらえれば良いと思います。

 6月16日、新田第一保育園の春の検診です。0歳児から年長まで130人ほどです。0歳児一歳児ではまだ前歯数本しか出てない子もいます。木崎町幼稚園と同様、虫歯の無い子が増えています。しかし一方虫歯のある子は逆に多数歯虫歯の子が多く、2極化が進んでいます。虫歯は生活習慣病(原因の一番は糖分の取り過ぎ)と言わざるをえません。
 私は、幼稚園、保育園の園医を引き受けた25年以上前から通常年一回の検診のところ、春・秋・年二回検診を行ってきました。それは乳幼児期の虫歯の進行は早く、少しでも早期発見,早期治療につなげたいと考えたからです。それでも、園で行う集団検診には限界があります。奥歯の歯と歯の間の虫歯などは目で見るだけの検診では確認に限界があります。ぜひ、年二回の歯科医院の検診(ブラッシング指導、フッ素塗布も行います)をお奨めします。治療よりも予防です。

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2011.5.3 房総半島(関東)一周

 5月1日・2日と家内と2人で房総半島一周の旅をしてきました。今回も奈良と同じく車です。その前に5月1日は、山鹿歯科医院の開院記念日です。おかげさまで今年26周年になります。これまで無事やってこられましたことに改めて感謝いたします。これからも、皆様のお口の健康のためまだまだ精進するつもりです。よろしくお願いします。

 さて、今回の旅行ですが、房総半島は私も家内も初めてで、海ほたるのドライブも楽しみでした。1日の朝10時ごろ家を出発し、上武道、羽生インターから東北道に入り、首都高を通過、アクアライン海ほたるに向かいました。

 首都高、川崎浮島ジャンクションから海底の長いトンネルを越えると、そこが海ほたるです。途中の海底部分は距離も長く、首都高の海底トンネルと違い何とも言えない感動があり、周りに迷惑のかからない程度にゆっくり走りました。駐車場にはほとんど空きがありませんでしたが、幸いすぐに停めることができました。海ほたるから眺める景色を楽しみにしていたのですが、あいにく小雨のため肉眼では近くの船がみえる程度でした。でも、さすが東京湾、船の数の多さには驚きました。持参の双眼鏡で眺めると、ぐるっと湾岸の景色、建物は確認できました。晴れた空気の澄んだ日にまたリベンジしたいと思います。

 アクアラインから富津館山自動車道に入り、館山市内から海岸沿いの房総フラワーラインを走り須崎灯台を右に眺め、房総半島の最南端、野島崎灯台のすぐ近くの宿泊地、ホテル南海荘に午後5時ごろ到着しました。たいへんリーズナブルなホテルで、温泉もあり、夕食・朝食ともバイキングですが海の幸いっぱいの内容で、グルメの方にはいま一つかもしれませんが、宿泊費を考えれば100点満点のホテルでした。全室、海に面しているとのことで、初めはザーザーと外の音に雨が強くなったなーと思っていましたら潮騒の音でした。夜半前には星も見え、翌日の好天気を教えてくれました。

 2日目は晴れ。ゆっくりと9時過ぎにホテルを出発、走り始めて30分ぐらいで、ローズマリー公園というシェクスピアゆかりの建物を忠実に再現し中世イギリスを思わせるテーマパークに寄り、のんびり気持ち良い散歩を楽しみました。途中の南房総一番の観光スポット・鴨川シーワールドはパスし、海岸沿いを一路、銚子・犬吠崎を目指しました。九十九里海岸をひたすら北上し目的地犬吠崎・地球の丸く見える丘展望館に着いたのは午後1時過ぎでした。この展望館は名前の通り、犬吠崎の一番小高い丘の上にありその4階展望スペースからは全周360度のうち300度ほどは海で、残り北西に60度ぐらいが銚子市街です。天気は良かったのですが、黄砂(その時は春霞と思っていましたが、ニュースで黄砂が全国的にすごかったと知りました)で白く霞んでいました。そこから見える屏風ヶ浦がいま一つだったので、よりよく見える銚子マリーナまで下り、屏風ヶ浦を近くで見ることができました。東洋のドーバーと言われる由縁を実感しました。時計も2時を回り、お腹もかなり空いてきたので銚子ポートタワー下の観光魚市場ウオッセ21内にあるお寿司屋さんで海鮮ちらし寿司を食べました。大きなお椀にネタの数22種類(佃煮的なのも入っていましたが)、お値段も1600円、いろいろな観光地で食べた海鮮ちらし寿司の中では一番良かったと思います。

 お腹も大満足し、銚子大橋を抜け今回最後の目的地、鹿島神宮に向かいました。鹿島神宮に着いたのは4時半を回っていました。一時間ほどかけゆっくり拝観しました。この神社にも放し飼いではありませんが鹿が飼われており、奈良に行った時どこかで読んだ記憶があったのですが、やはり奈良の鹿はこの鹿島神宮から贈られた子孫と案内板に書かれていました。

 鹿島神宮を後に、あとは自宅に帰るだけです。5時半出発、ナビを見るといろいろなコースどれを見ても到着予定時刻は10時半過ぎを示していました。しかしナビは3年前のデーター、茨城空港の開港により出来た近くのインターも、北関東道全通のデーターも入っていません。そこで記憶と道路案内板を頼りに北浦の東岸を北上、茨城空港の北をめざしました。多少遠回りした所もありましたが無事茨城空港北という名称のインターから高速道路にのることができました。大型連休中にも関わらず渋滞もなく、開通間もない岩舟ジャンクションから太田インターまで北関東道を通り8時半頃に自宅に到着しました。高速道路のおかげで2時間も早く着くことができました。体が感謝していました。

 走行距離610キロ、改めて通過した都県を考えたら、群馬県からスタートし、埼玉県、東京都、神奈川県を通過し千葉県に入り、帰りは千葉県から茨城県、栃木県、群馬県と、関東一都六県を回っていました。本当に自分自身にお疲れ様です。

2011.4.29 「節電」

 東日本大震災後、電力供給力の低下による計画停電もあり、節電に協力・努力してきました。28日に4月分の検針があり、当医院では、家庭用(自宅用という意味ではなく)と事業所用の二つの引き込みがありますが、昨年の同時期と比べ家庭用単相100ボルトで30%、事業所用三相200ボルト(おもにエアコン)で40%の節電でした。同じ日数で思った以上の節電に驚きました。家庭用は照明をおとしたり家庭用エアコンの不使用、その他細かな節電が功を奏したようです。事業用は、朝は暖房を入れましたが設定温度を以前より下げ、こまめに調整しました。また、午後気温が上がり、夏日も何日かありましたが、窓を開け(花粉症のスタッフ、患者さんには申し訳なかったです)夏服に着替え、冷房は使用せずしのぎました。昨年でしたら間違いなく冷房を入れていたと思います。

 昨日28日は、午後夏日で(外は春の嵐)室温は29度になりましたが、窓を少し開け外の風を入れて温度上昇を抑え、冷房の使用なしで体感的には無理なく診療できました。しかし診療終了後床を見ましたら、赤土の砂が少なからず入っていました。今年は、節電の意識もありまだ一度も冷房を入れてなかったため、臨機応変の対応ができず反省です。

 これから暑くなっていきます。昨年のような猛暑が続いたらまた停電が心配です。節電は東電その他多くの方の努力により当初の予定25%から、15%で良いそうです。臨機応変に、患者さんにご迷惑をかけず、診療に支障のない範囲で、できる限りの節電をしたいと考えています。待合室、診療室、昨年と比べ少し暑いかもしれませんがよろしくお願いします。

2011.4.11 東日本大震災4 「震災後1か月、自粛返上」

 今日で震災後ちょうど1か月になります。山鹿歯科医院も本日より、計画停電を前提とした診療体制から通常の診療時間に戻しました。久しぶりの朝9時から夜7時近くまでの診療は長く感じられました。東電から当面の計画停電中止との発表もあり、私の周りでは震災前と同じ生活に戻りつつあります。

 しかし、千年に一度と言われる大地震、いまだに毎日余震が続いていますが、今日も午後5時過ぎ大きな余震があり1か月前の恐怖を思い出しました。後で気象庁発表の余震の記録を見ると1分間隔で大きな地震が発生し、本震ほどではなかったですが時間の長い地震となったようです。この地震の影響でまた原発事故の復旧作業がストップし、なかなか予定の作業が進んでないようです。1日も早い復旧を祈るばかりです。

 自粛の影響か、私のよく知る太田の旅行会社が倒産したそうです。地元の歯科医師会に入会した頃、支部旅行は若い会員はほぼ義務で10年ぐらい毎年参加していました(今思えばよい思い出です)。その旅行会社の社長自ら、添乗員として日本各地を案内してくださいました。倒産の報、本当に残念です。私自身、なかなか震災ショックが拭えず、被災地の方々のことを考えると自粛の気持ちから抜け出せないでいるのですが、東北地方の人からも消費拡大・震災復興の意味から「自粛はやめください」との意見が出てきているようです。区切りのよい今日から、消費拡大はともかく、元の生活に戻し自粛は返上しようと思います(節電はこれからもしっかりやります)。

2011.4.3 「東日本大震災3 (診療時間戻します)」

 地震から早くも3週間以上たちました。ニュースでは、依然、原発問題、行方不明者捜索等、地震関連の情報でほとんどの時間を占められています。先ほど見たニュースで、冷たい海の中で腰まで海水に浸かり行方不明者を必死に探す自衛隊員の姿に頭がさがりました(この国の政権トップに自衛隊を「暴力集団」と言った人がいまだいることに、複雑な思いです)。 改めて、原発問題(放射能漏れだけでも)の早期収束、被災者の皆様のとりあえず避難所生活の改善、そして解決を願わずにはいられません。私事ですが、震災の暗いニュース、計画停電に合わせた毎日変わる変則診療時間の診療で、食欲がわかず、気が付いたら体重が2kg減っていました。

 さて、私が春の到来を一番感じる庭の2本のハクレンが満開となり、また診療室の窓から遠く見える忠霊塔の桜も色づいてきました。確実に季節は春になり温かくなってきました。 そのおかげか電力需給も改善し、計画停電はここ1週間ほど実施されず、また私及びスタッフに疲れがたまってきましたので、4月11日・月曜日よりこれまで通りの診療時間に戻らせていただき、木曜日は休診(祝日のある週は診療日)とさせていただきます。計画停電が実施された場合は休診となりますが、よろしくご理解・ご協力お願いします。

 地元歯科医師会より、救援物資として紙コップ、歯ブラシ、歯磨き粉の依頼がありました。紙コップと歯ブラシはまとまった数がありましたので早速協力させていただきました。義援金は、関係団体からの要請と日本赤十字社に、それぞれさせていただきました。

2011.3.24 「東日本大震災2 (口腔ケアの重要性)」

 東日本大震災から明日で2週間、まだかなり大きな余震が続き、また福島原発の危機はまだ予断を許さない状況で、今も避難所で生活する被災者の方々のことを考えると胸が詰まる思いです。1日も早い復興を祈らずにはいられません。

 当院でも、計画停電の影響で多くの患者さんの予約の変更が必要となり、ご迷惑をおかけしましたが、皆様のご協力のおかげで特に大きなトラブルなく、計画停電中の変則的な診療時間表を作成し移行しました。スタッフの協力により、通常休診日の木曜日も診療しますが、停電が実施されなくなった場合でも第一位候補の停電予定時間帯は予約制のため休診時間とさせていただいています。ご不明の場合はお電話お願いします。

 さて、今回のような大規模災害時、口腔ケア(義歯を含め、お口の清掃など)が避難所生活における、特に高齢者で重要と言われています。テレビでも、神戸の阪神淡路大震災を経験された方が、重要な救援物資の一つに歯ブラシをあげていました。その理由は誤嚥性肺炎の予防です。1995年発生の阪神淡路大震災では、6334人の方が亡くなられていますが、そのうち直接死5512人、関連死922人、関連死の中でまた224名(24%)の方が肺炎死亡だったそうです。つまり、関連死の4人に1人が肺炎死亡で、口腔ケアをしっかりやればその内の多くの方を救えた可能性があります。実際、2004年発生の新潟中越地震では口腔ケアを比較的早期から積極的に行った結果、関連死52名中、肺炎死亡はわずか1名にとどまったそうです。

 大規模災害時の口腔ケアは、虫歯や歯周病の予防ではありません。高齢者の肺炎による関連死を防ぐために重要なのです。各歯科医師会もすでに動き出していますが、このことは、まだあまり報道でも取り上げられず、知っている人は少ないと思います。お知り合いの人に、不幸にしてそのような人がいましたら,ぜひ教えてあげてください。詳しくは「大規模災害 口腔ケア」で検索してください。詳しい資料がすぐ見つかります。参考にしてください。

2011.3.13 「がん患者さんの口腔ケア」

13日、日曜日。群馬県歯科医師会主催の下記の講演会に出席してきました。
 化学療法・放射線療法を受けているがん患者の口腔ケア講演会
午前の部9:45~12:00
   演題 :「総合的な口腔癌の診断・治療 ―口腔ケアも含めてー」
   講師 :  がん・感染症センター都立駒込病院
              口腔外科 医長 内田 育宏 先生
午後の部13:00~15:30
   演題 :「がん治療による口腔内合併症への対応」
   講師 :  独立行政邦人 国立病院機構 高崎総合医療センター
             歯科口腔外科 医長 高崎 直人 先生

 お二人とも、それぞれの演題に沿った内容で、時間が十分あるため、先日の天笠先生の講演の内容をよりも基礎的な所から、より深く内容の濃い講演をしていただきました。
 内田先生の講演では、口腔がんの手術ビデオを見せていただき、その再建手術のすばらしさに驚きました。また、最初にがん患者さんに口腔ケアが大切であると認識された事例として、米国の白血病患者さんの例を出されました。その患者さんは通常ならば化学療法と放射線療法ではほぼ100%出る口内炎がほとんど見られず、担当の看護師さんがその異常?に関心を持ち調べたところ、なんとその患者さんは歯科医だったそうです。この話が今回一番印象に残りました。その歯科医はエライ!
 高橋先生の講演では、がん治療に伴う口腔内合併症、主に口内炎、カンジダ性口内炎等ついて説明され、各治療法における発現率を示されました。また、所属する国立高崎病院の医師・看護師さん等に口腔内ケアの重要性が認識され始め、歯科関係者も積極的に協力してほしいと強調していました。


 先日の天笠先生の講演、そして今回のお二人の講演で「全身的ながん」と、口腔ケアの重要性を改めて強く認識することができました。私の医院に来院される患者さんにも多くのがん患者さんがいます(男性で2人に1人、女性で3人に1人はがんになるそうです)。今後その方々に、歯科医療を通してすぐにお役に立てる内容で、大変得るところの多い講演会でした。

 

2011.3.11 「東日本大震災1」

 皆さまご存知のように、11日午後2時46分、地震専門家も想定外とするM9.0の東日本巨大地震が発生しました。地震発生時、当院でも診療中で、大きな揺れを感じた時点で、患者さんの安全を考え、ユニットを一番安定した位置(最初に座る位置です)に戻すように指示し、また技工室にガスを消すように指示ました。あるスタッフが「避難路確保!ドアを開けて」と指示を出しました。私が出すべき指示でした。感謝です。周期の比較的長い大きな横揺れが、これでもか、これでもかと長く続き、実質2・3分でしょうか?本当に長く感じられ、今までの地震では感じたことのない怖さを感じました。揺れの大きさから、最初はついに東京直下型の関東大震災の再来の地震かなと思いましたが、揺れの周期が長いのでもっと遠い震源かな?などと思いながら(わたくし元太田高校天体気象部(実質地学部)部長でした)BGM代わりに院内で流しているラジオをFM群馬からNHK第一に変更しました。しばらくして、震源が三陸沖(その後茨城県沖から三陸沖までの広範囲と訂正)と判明し、余震も何度も続きこれはたいへん大きな地震、そして大災害が発生したと直感・危惧しました。

 当日、テレビに映し出される映像はCG(コンピューターグラフィク)の映画を見るようで言葉に表せない無念さと、大地震・巨大津波の恐ろしさを感じました。 改めて、今回の地震で大変な被害を受けた皆様にお見舞い申し上げます。また、不幸にして亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

2011.3.10 「医療安全研修会」

 県の歯科医師会主催の今年度第2回歯科医療安全研修会に参加してきました。 講師は県歯科医師会顧問弁護士の足立 進先生、演題名は「歯科診療にかかわる契約と最近の歯科診療訴訟事例」 午後6時から2時間の講演でした。

 講演内容は、法律的な多岐にわたる内容でしたが、その一つを紹介すると、「歯科診療契約の法的性格とは?」というような内容で、準委任契約説と請負契約説あるそうです。
 準委任契約説とは、歯科医師は、善良な管理者の注意をもって医療行為を行う責務があるが、結果を保証するものではない、という考え方です。
 請負契約説では、所定の結果の発生が必要とされ、結果責任が問われるべき、という考え方です。
 一般的な歯科治療は、患者さんの解剖学的・生理学的・機能状態等に影響されるので準委任契約と考えることが一般的で、一方、自費治療の矯正やインプラント、審美歯科は請負契約ととられることもあるそうです。
 その他、医療水準に従った医療の提供義務、説明義務等、難しい法律解釈を解かりやすく講演していただきました。

 講演中の閑話休題的な話に、患者さんの呼び方で、「さま」を付けて呼ぶようになったのは、大学病院等で医療ミス、医療訴訟が続き、その改善策・医療現場の意識改革として採用されていったそうです。現在、ほとんどの病院は「さま」で呼んでいるようですが、私は口先だけの「さま」呼ばわりは何かしっくりいきません。当院では、患者さんをお呼びするときは「○○さん」と呼んでいます。スタッフにもそのように指示しています。心から患者さんを大事にする気持ちを持って「○○さん」と呼ぶのが一番美しい日本語だと思います。この話にはまだ付録があり、「さま」と呼ぶようになってから、医療訴訟は増えたそうです。

2011.3.3 「県立がんセンター」

 木曜日休診日です。午後7時より、太田市高林にある県立がんセンター大会議室で「地域医療連携に関する研修会」があり、参加してきました。演題、講師の先生は以下の通りです。

演題1.県立がんセンターの歯科口腔外科の現状と病診連携について
      講師 県立がんセンター歯科口腔外科部長  山根正之 先生

演題2.地域医療連携を促進するために -がん患者に対する口腔ケアの構築-
      講師 東京医科歯科大学教授  天笠光雄 先生

 演題1の講師 山根先生には、いつも患者さん紹介でお世話になっています。県立がんセンターの口腔外科の患者さんの数の推移や、受診内容、一部症例等、次に上司である天笠教授が控えていましたので、短めのお話でした。

 演題2の講師 天笠先生は東京医科歯科大学口腔外科教授ですから、日本の口腔外科の第一人者の先生ということになります。実は先生は、旧境町伊与久(現・伊勢崎市)の出身です。先生のお話は I.地域医療連携 II.がん患者における口腔ケア III.口腔がん検診 と、盛りだくさんな内容でした。

 ここでは、最近注目されているIIの「がん患者における口腔ケア」について、先生のお話を簡単に紹介します。

 がん患者さんへの抗がん薬や放射線は、がん細胞はむろん、正常細胞も攻撃してしまい、がん患者さんは高度な口内炎や味覚障害に苦しむことになる。そこで最近は、こうしたトラブルを防ぐため、がん治療を開始するまえに、歯や歯肉の病気をまず治療することが大事と、医科の方からもその重要性が注目されてきている。白血病やリンパ腫などの「血液のがん」を治療するときに、抗がん薬治療を中断せざるをえないほど、ひどい口内炎をおこす患者さんも多数いる。術前だけでなく、術中、術後、歯科医師が歯科衛生士・看護師と協力して口腔ケアすることが大切で、その意味でも病診(病院と診療所)連携が大切である、とお話ししていました。

 後半では、口腔がんの診断という内容で、多数の症例を見せていただき、たいへん勉強になりました。今月は13日にも、同じような内容で県の歯科医師会(前橋)で講演会があります。参加予定です。また簡単に紹介したいと思います。

2011.3.1

 先日、昨年10月に退職したスタッフが、3カ月になるかわいい女の赤ちゃんを連れてきてくれました。6年間、ほぼ皆勤で臨月まで勤務してくれ、感謝の気持ちでいっぱいです。退職したスタッフが治療によく来てくれます。半年前には20年以上前のスタッフ、ここ最近は10年前、15年前のスタッフ…年月を経ても訪ねてきてくれるスタッフはうれしいものです。当時の山鹿歯科医院をささえてくれたおかげで現在の山鹿歯科医院があると、ただただ感謝です。

2011.2.24 「接遇応対」

 群馬県保険医協会主催の講習会「医療事故・トラブルを防ぐための接遇応対」に出席してきました。講師は、皆川さゆりさんという50歳前後の、さすが接遇のインストラクター、発音が明瞭で笑顔の大変美しい講師でした。

 これまでの歯科医院と言うと、一般的には痛い思い出等、行きたくない所の代名詞だったと思います。実際、今までの治療中心の歯科医療では、多少、そのような面はあったと思います。しかし、これからの予防を中心とした歯科医療を目指す場合、そのような事は言っていられません。それは、治療中心から予防中心に治療体制を変更することにより、必ず患者さんの歯は長持ちするからです。

 いかに、患者さんにストレスなく歯科医院に定期健診(検診)に来ていただくか、受付からはじまり、歯科医、衛生士等スタッフの接遇応対にかかっています。

 講習は、

1.接遇とは
2.挨拶 (アイコンタクト・姿勢・お辞儀等のロールプレイング)
3.表情 (鏡を見て、スマイルトレーニングの実習)
4.言葉遣い(発声、発音、滑舌トレーニングの実習)
5.自己啓発 人間関係を良くする6つのポイント
6.まとめ 今日をこわす言葉・明日を創る言葉

という流れでした。

 約2時間の中で、ロールプレイングは気恥ずかしかったですが、実践を交え、楽しくためになった講習会でした。きれいなスマイルは若く見えるそうです。皆さんも割り箸をくわえ、鏡を見て練習してみてください。口角が割り箸よりも上にあることが大切だそうです。感じのいい表情で、心を形にして相手に伝えていくこと、丁寧かつ誠実な対応等、人間関係をよくするポイントを学びました。

 今回の講習内容をさっそくスタッフに伝達し、患者さんが少しでもストレスなく、逆に、来院して気持ちよくなって帰れる、スマイルあふれる歯科医院にしたいと思います。私が先頭にになってしないといけませんね。

2011.2.22 「歯科心身医学」

 群馬県歯科医師会主催のシンポジウム「歯科心身医学と日常診療」を聞いてきました。内容は東京医科歯科大学 歯科心身医学分野 豊福 明教授による「歯科臨床における「心の病」への対応」と、明海大学 補綴学分野 藤澤 正紀教授による「簡易精神療法を踏まえた可逆的補綴治療」です。

 健康な状態を表す表現に,「心身共に健康」という言い方があります。私自身、日々の診療において、主に身体的な病気、虫歯や歯周病を診ているわけですが、診断に際し、歯の痛みや歯周病の悪化には心の病気、精神的な面も見逃してはいけないと考えています。今回の講演は、心の病気の面から見た歯科治療の注意点を確認するためのものです。

 現代のストレス社会において、心の不調を訴える患者さんは増えています。心の不調は、身体症状としても表れることから、症状の出た診療科を受診しますが、その場合、的確な診断、治療がなされているとは言えません。このような患者さんには、身体面のみならず、心理・社会的背景も診ながら治療していく必要があります。このような治療、心身医学的対応が必要な疾患は、内科領域では糖尿病や気管支炎、整形外科領域では腰痛症、皮膚科領域ではアトピー性皮膚炎など、すべての診療科にみられるそうです。

 歯科領域でも例外ではなく、舌痛症、否定形性歯痛(原因のはっきりしない歯の痛み)、顎関節症、アフター性口内炎など様々な疾患があります。昨年の群馬県歯科医学会でも、3回6時間にわたり、歯科心身症では豊福教授と同じく、第一人者の北海道医療大学、安彦義裕教授の講演がありましたが、わかりやすく大変ためになるものでした。安彦教授の講演の中でも、今回の豊福教授のお名前は何度も出ていましたので、前回の復習も兼ね、楽しみにしていました。実際、スライドを見るだけでも十分に復習になりましたが、豊福教授のお話が早く、マイクの調子が悪いのか?、話の半分ぐらいしか聞き取れず、せっかくの貴重なお話が伝わらず、残念でした。

 私も初めての経験ですが、講演中、会場から「話がよく聞き取れません」と声が上がったにも関わらず、最後まで同じ調子でした。私も滑舌が悪いので、患者さんへの説明は(特に老人は耳も遠くなっているので)ゆっくりはっきりと発音しないといけないと反省しました。

 藤澤教授の講演を聞くのは、今回で3回目です。私が専門とする補綴科(義歯や冠=クラウンを専門とする科)の教授なので、聞いていても考え方が近いのか、講演の内容が良く理解できました。今回の講演で強調していたのは、

1. 必要以上な治療はしない
2. どうしても必要な場合は、なるべく後戻りのできる治療法を選ぶ

というもので、私が常日頃考えている事と同じで、安心しました。

 今年度は、歯科心身医学分野を代表する二人の教授の講演を聞くことができました。これからのストレス社会、ますます重要となる分野です。このような分野の講演会を、企画、開催した県の学術、歯科医学会の先生方に感謝です。

2011.2.20 「鹿のイラスト」

 最近は医療機関でも、自医院のロゴマークを持つところが増えてきました。商標デザインのプロによるセンスの良いモダンなロゴマークが目立ちます。改めて私の医院のロゴマークを見ますと、開業時から使ってきたものですが、古さを感じさせずセンスも良くかわいい鹿のロゴマークで、大変愛着があります。

 このかわいいロゴマークは、私の高校時代の友人で、武蔵野美大を出てプロのイラストレーターとして活躍している結城嘉徳君の作品です。開業当時、彼が我が家に遊びにきてくれた時に話の流れで、山鹿の鹿と歯科をかけて、「鹿のイラストを使用したロゴマークを作ってよ」となんとなく頼んだところ、その後まもなくカラー部分の色番号まで指定されたプロの作品が送られてきて、感動、恐縮したことを覚えています。そのまま有り難く今日に至るまで無料で使わせてもらっています。ありがとうございます。

 うちのこども達が幼かった頃、私が外に出かけた時など絵本をよく買ってきていました。シリーズで買っていたディズニーしかけ絵本を見ていた時、裏表紙に彼の名前を見つけ、こんな仕事をしているのか…うちの鹿ロゴと同じく、かわいいイラスト満載絵本で感心しました。結城君が来たとき一緒に飲んだ友人に見せたところ「こんな絵で食べていけるんだからいいね~~。」と辛口に感想を述べていましたが、簡単そうにみえて実は素人には描けそうで描けないものです。先日、家族で、協賛広告に使う文面を考えていた時にロゴを描こうとしたところ、鹿というより昆虫のようなへんな物体になりイメージができませんでした。さすがプロとあらためて感心しました。上野動物園の動物イラストグッズにも彼の作品が使われているそうです。

 「ゆうきよしのり」で検索すると出てきます。見ていて心温まる動物や車の絵本です。ぜひ、お子さん、お孫さんにご購入のほどお願いします。

2011.2.17 「奈良」

 2月11.12.13日、奈良方面へ、私と家内と帰省中の長女の3人で、お寺巡りに行ってきました。車です。前日10日診療終了後午後7時20分出発、伊勢崎ICから高速に乗り、中央高速道を抜け名古屋市の夜景を右手に見ながら走り続け、雪がちらつく名阪国道をひたすら走り、真夜中2時30分、目的地、天理市の奈良健康ランドに到着しました。

 朝、仮眠程度の睡眠の後、温泉に入り旅の始まりです。外はあいにくの雪景色でしたが、雪の奈良も風情があっていいものだ…と気持ちを切り替え、初日の目的地奈良市に向かいました。まずは、仏様、仏像の基礎知識を得るため奈良国立博物館に入館しました。その本館、「なら仏像館」ここだけで十分仏像の魅力に感応できました。しかし、その後も怒涛のお寺巡りが3日間続きました。雪の中を東大寺大仏殿、興福寺国宝館(阿修羅像で有名)を見学,奈良市内のホテルに宿泊しました。

 2日目は再建された平城京、鑑真和尚の唐招提寺、国宝いっぱいの法隆寺を巡り、午後は明日香地区に移動し,高松塚古墳、蘇我馬子の石舞台古墳を見学。聖徳太子の生まれたとされる橘寺、飛鳥大仏の飛鳥寺は時間の関係で外から見ただけになりました。この日は明日香に近い橿原市のホテルに宿泊しました。

 3日目は神武天皇を祀る橿原神宮にお参りし、その後、階廊と11面観音で有名な長谷寺、女人高野と称される室生寺で今回のお寺巡りを締めくくりました。国宝、重要文化財級の神社仏閣、仏像ばかり拝観した旅でしたが、1300年からの時空を超えた美しさ、荘厳さに圧倒されました。ここしばらく、お寺巡り、仏像めぐりにはまりそうです。

 帰りは、富士山を見ながらドライブしたいと東名高速道を選び、幸い美しい富士山を見ることができました。御殿場で一度高速を降り富士山東山麓を抜け、中央高速道に入り午後10時無事帰宅しました。

 さて、話は奈良の話題にもどりますが、我が家名、山鹿の記念に鹿のグッズを求めようといろいろ手に取りましたが、これだ!と、ひかれる表情のものに出会えず今回はあきらめました。そして改めて、山鹿歯科医院のロゴマークに使用している鹿のイラストのかわいさ、シンプルの中の美しさを見直しました。奈良で見かけたどの鹿のイラストよりもかわいいです。次回は山鹿歯科医院のロゴマークの話を「つぶやき」たいと思います。

2011.2.6

 1月のつぶやきに、スタッフも生きがいをもって、笑顔で明るく元気に働ける医院であること…と書きました。山鹿歯科医院のスタッフの勤務年数トップは昭和60年の開業当初、立ち上げからかかわってくださった衛生士さんで院長の私より年上です。最年少は受付の20歳、私の末っ子と同い年です。女性が主の職場ですので、これまで26年の間には結婚・出産で退職せざるを得ないケースが多々あり、長くて十数年、短ければ3年~5年で離れることが多く、院長としてはそのたびに「おめでとう」という素直なうれしさの反面、大切なスタッフを失う時がきたと残念でならないものです。

 この26年の間に、社会の労働環境も変化し、現在は週40時間以内の労働時間で、社会保障の充実等、スタッフが安心して働ける職場の提供の義務があります。古いままの固定観念ではなく、しなやかに、柔軟に、時代にあわせて変化できる院長・経営者でありたいと思います。

 「スタッフにとっての生きがい」とは~最近、面接時にたずねます。「あなたにとって、ここで働くということは? 何のために働くのですか?」突然ですから、皆さん考え込んで「え~~~っ?」と言いますが、まず1番は患者さんのためです。2番目は自分自身の生活、成長のためです。そして3番目に、山鹿歯科医院のため。と確認してもらっています。人との出会い、職場との出会いは、人生の多くの時間を共有する、大切なものです。縁あって出会い、1日の多くの時間を共に過ごす職場での人間関係が、個々の人生の糧となり成長の場となるよう願ってやみません。私自身も努力したいと思います。

2011.2.5 「生きがい」

 日本歯科医師会の広報に、全国の会員から寄せられた「生きがい」をテーマにした特集が3回にわたり組まれていました。そこで、全国の先生方の記事を読みながら私にとっての「生きがい」とは何か?と考えてみました。

 歯科医になってから32年、開業してから26年、毎日の仕事を日々ハードにこなし、あっという間にかけぬけてきた感があります。特に大きな趣味のない私にとって、私=歯科医=生きがい と切り離して考えることはできません。歯科医師として生きる中で、自分が少しでも患者さんに役に立つ人間であることを感じた時、自分の天職は歯科医師、歯科医になってよかった、と生きがいを感じる瞬間です。具体的には、痛みを訴える患者さんの痛みが取れた時、入れ歯が合わなくて噛めない患者さんがなんでも食べられるようになったと喜んでくださった時、昔だったら抜歯しか方法がなかった歯を残せた時、etc.・・・患者さんの喜ぶ顔と言葉が、私にとって何よりの喜びであり、また次への大きな励みとなります。

 これからも、これまでの32年の経験と、また歯科医になりたての頃のなんでも知りたいという知的好奇心を忘れず、患者さんの痛みのわかる歯科医になりたいと思います。

 私の生きがいは歯科医以外にありません! 良いのか悪いのか?

2011.1.30 群馬県歯科医学会特別講演

 高崎問屋町センターで行われた群馬県歯科医学会の特別講演「今思う、インプラント治療への警鐘」を聞いてきました。講師は東京都で開業している小宮山弥太郎先生です。小宮山先生は、現在最も普及しているチタン製のインプラントを1980年前半から日本に最初に導入したインプラント界の第一人者です。

 私の医院では私自身が卒後義歯専門の講座に残った関係もあり、インプラントよりもまずは義歯で、の考えでやってきましたので現在インプラントはやっておりません。インプラントもこの30年で大変確実性が増してきましたので、いずれ息子の代で導入したいと考えています。

 さて、本日の講演ですが、一言で言えばインプラントの第一人者として最近のインプラント治療は安易に行われ過ぎているという警鐘でした。

 小宮山先生は、問題のある医療機関として

1. 症例数や埋め込みの本数、価格ばかりを強調している。
2. どんな患者も治療できるような説明をしている。
3. 利点ばかり説明し、欠点やリスクを説明しない。
4. 患者に考える時間を与えず、医院の利益のために治療誘導する。
5. 患者の全身状態等、患者の病状や病歴を詳しく調べない。
6. 問題が起きた時の対処法や、責任の所在の説明がない

等を上げていました。

 その他、インプラント以外の方法、義歯等の選択もよく考え説明してから行うこと。また、どんな治療も患者さんの加齢により変化し、トラブルが発生することがあるので、できるだけ再治療のできる方法を選択した方が良い等、日頃私も考えているような内容の講演でした。

 二時間半の講演でしたが、休憩もなく大変バイタリティーのある講演で、一般臨床にも通じる内容で、明日からの診療に参考になりました。また、頑張ってやっていらっしゃる先生の話を聞くと、こちらもまだまだ頑張らなくてはと、元気をもらいました。

 

2011.1.23

 経営コンサルタント会社が開催する歯科医院経営改善セミナー(東京)に出席してきました。今、歯科界は冬の時代、いやそれ以上氷河期だとも言われており、このような経営セミナーが流行っています。山鹿歯科医院の場合、おかげさまで、いつも多くの患者さんに来院して いただきありがたく思っていますが、より良い歯科医院にするための少しでも良い情報が得られればと考え参加しました。

 講演を聞いて、改めて信頼される地域一番の歯科医院とは、常に患者さんにより良い治療、そして予防情報の提供をし、スタッフも生きがいをもって、にこやかな笑顔で明るく元気に働ける医院であることを再認識しました。また当院の具体的課題として、予約の待ち時間の問題など、いつも頭を悩ませていることに対し少 しですがヒントを貰えました。

 2時間ちょっとの講演でしたが、おもいきって東京まで出かけた甲斐がありました。患者さんのため、スタッフのため、改善できる所は明日から即実践したいと思います。

2011.1.1

 あけましておめでとうございます。今日から、私自身の記録的な意味合いも含め、新しくこのページを始めることにしました。講習会等の記録、そしてその簡単な感想等を書いていきたいと考えています。

 昨年は、月に2・3回のペースで講習会に出かけ、日々の診療の確認をしたり、新たな発見・勉強をいたしました。今年も前向きに、真摯な気持ちで、よりよい医療を目指し、勉強を続けていく所存です。

 院長はじめ山鹿歯科医院スタッフ一同、今年も皆様のお口の健康を守るため、一層の努力をしていきますので、よろしくお願いいたします。